
PROJECT
STORY04
炎天下のプール運営!お客さまもスタッフも守るための改革ストーリー

愛知県犬山市にある日本モンキーパークは、1960年の開園以来、家族連れに親しまれてきた遊園地です。夏には「水の楽園モンプル」がオープンし、一年で最も多くのお客さまを迎えます。しかし年々厳しさを増す暑さのなか、例年どおりの運営ではスタッフの健康を守りきれない。2026年夏、サービスと働く環境の両立を目指した運営改善に、チームで挑みました。

PROJECT MEMBER
T.Mさん 日本モンキーパーク・主任補佐・アトラクション担当
鉄道が好きで、名鉄グループのりもの館や明治村の蒸気機関車に携わりたいと考え、2024年に名鉄インプレスへ新卒入社。たくさんの子どもを笑顔にしたいという思いも動機のひとつ。日本モンキーパークに配属後、催事館担当、広報・宣伝担当を経て、現在はアトラクション担当。「お客さまを楽しませるために、まず自分が笑顔で楽しく働く」ことを大切にしている。

プロジェクトの概要
モンキーパークにとって、夏のプールは一年で最も多くのお客さまをお迎えする最重要コンテンツです。安全で快適にお過ごしいただくことが大前提。一方で近年の屋外の暑さは厳しく、例年どおりの運営では毎日働くスタッフの健康を守りきれなくなっていました。サービスの質を落とさずに、炎天下での業務をどう減らすか。それが今年のミッションです。チームで話し合いを重ね、有料休憩シートの受付方法や場所、中止するアトラクション、制服の見直しを実施。優先順位をつけ、チームで相談しながら進めました。

苦労したことは?
最も苦労したのは、お客さまへのサービスとスタッフの負担軽減の両立です。どちらか一方ではなく、何を残し、何を変えるか。スタッフへのヒアリングを何度も重ねました。悩んだのが、プールサイドで毎年実施していたバブルプールです。楽しみにしてくださるお客さまがいる一方、炎天下での業務負担は大きい。同じプールサイドで代わりを探しても、暑さの問題からは逃れられません。そこで視点を変えました。プールの中ではなく、プールの「後」に新しい楽しみをつくればいいのではないかと。

プロジェクトの反響は?
たどり着いたのが、プール利用者限定で午後に使える「半日のりほうだい券」の販売です。特別価格で提供したところ大好評となり、販売数は当初の目標を大きくクリア。プールだけで終えるはずだったお客さまに、新たな思い出をお届けできただけでなく、プールとは対照的に静かになりがちだった夏の遊園地に見事な賑わいを取り戻しました。さらにプール運営面でも、炎天下での業務負担軽減に挑戦しました。集中力維持のため30分ごとに行っていたスタッフの持ち場移動を「昼の1回程度」に削減することで体力的な負担を緩和。1日最大5,000〜6,000人のお客さまに対し、約12名のスタッフで無理なく継続して働ける体制を確立しました。

学んだことや成長したことは?
チームで一つの目標に向かうには、自分の仕事を確実にこなすだけでなく、周囲の状況を見ながら協力することが欠かせないと学びました。ゲート、ロッカー、更衣室、有料休憩シート。担当する業務は違っても、目指すところは「安全で快適にプールを利用していただくこと」で共通しています。個人としては、指示を出す立場だからこそ、自分の担当だけを見るのではなく現場全体とスタッフの負担を考えて判断することの大切さを実感しました。周囲が働きやすい環境をつくることも、重要な仕事だと感じています。

ADVICE FOR YOU
仕事は、自分一人ですべてを完結させるものではありません。今回のプール運営でも、担当する場所や業務は人によって違いましたが、全員が同じ目標に向かっていました。学生のうちは、学校生活やアルバイトを通じて、周囲と協力して何かを成し遂げる経験を大切にしてください。小さな改善でも、チームで取り組めば大きな成果になります!